Acerca de
フルートオーケストラ湖笛の会について
フルートオーケストラとは
FLUTE ORCHESTRA
フルートオーケストラは、主にメロディを受け持つコンサートフルートを中心に、高音部にピッコロ、ソプラノフルート、中音部にアルトフルート、低音部にはバスフルート、コントラバスフルートで構成され、音域を広げることによってパイプオルガンのような豊かで、温かみのあるサウンドを創り出しています。
日本で初めてフルートオーケストラのサウンドが流れたのは1977年、日本人による本格的なフルートオーケストラの曲「ブルートレイン」が廣瀬量平氏によって作曲されたのが1979年、それからわずか3年後、1982年に湖笛の会は旗揚げをしました。
その頃はまだ珍しい存在でしたが、現在では全国各地で開催されているフルートフェスティバル等を通じて、フルートオーケストラは益々盛んになっています。
これは情熱ある作曲家、編曲家、優れた演奏家、理解ある聴衆、そして何よりも新しいアイデアをもった楽器製作者の努力の賜物でした。
各楽器の紹介
Piccolo(ピッコロ)
ピッコロとは“小さい”という意味のイタリア語で、全長は約34cmです。
音域はフルートよりも1オクターブ高く、音は他の楽器の音量のバランスを超越して響きます。
Flute(フルート)
フルートは優しい音色をもつ木管楽器で、全長約65cmです。今日一般的に目にするのは金製や銀製のものですが、比較的最近まで黒檀等の木が材料として使われていたので、木管楽器として扱われています。
Bass Flute(バスフルート)
バス・フルートはフルートより1オクターブ低い楽器で、全長約1m30cm。音質は太く柔らかですが、低音のパワーは見事なもので、フルートオーケストラが本格的なものとなる原動力となった楽器です。
Contrabass Flute(コントラバス・フルート)
コントラバス・フルートはバス・フルートよりさらに1オクターブ低いフルートで、1988年低音域の拡張の為、開発されました。全長約2m70cm。重さは約4kgもあります。
Soprano Flute(ソプラノフルート)
ソプラノ・フルートは、フルートとピッコロの中間の音域をもつ、ヘ長の移調楽器で、全長約50cm。F管の柔らかな響きを求めて製作された楽器です。
Alto Flute(アルトフルート)
アルト・フルートは、フルートよりも4音低い楽器で、全長約90cm。哀愁をおびた音楽や、ゆったりとした曲想にふさわしい丸みのある甘い音質です。低音域の拡張の為だけでなく、ソロ楽器としても使われます。
Bass Flute in F(バスフルート F管)
通称Fバスと呼ばれるヘ調の移調楽器で全長約2m。バス・フルートとコントラバス・フルートとの中間的存在で、双方の弱点を補っている楽器です。
プロフィール
PROFILE
「湖笛の会」は1982年、滋賀県に縁のある女性フルーティストにより結成される。
演奏活動は国内各地に留まらず、1992年のロサンゼルスを皮切りに、ウイ-ン、パリ、ソウル、韓国光州、上海、台北、ニューオリンズなどで公演も行い絶賛を浴びる。2016年7月大阪いずみホールでの「日韓国交正常化50周年記念コンサート」に出演。
1987年繁緑文化振興財団より助成、1992年滋賀県文化奨励賞、2010年財団法人ヤマハ音楽振興会より助成を授与される。
また2012年、作曲家集団「クラムジカ」から、11曲のフルートオーケストラのための新作が湖笛の会に捧げられ初演。
創立年度より“フルートだけのオーケストラ”による可能性と魅力を追求した定期演奏会、1999年より年間6回続けている琵琶湖ホテルチャペルコンサート、36年以上の歴史を重ねる“日本フルートフェスティバルin滋賀”の開催など幅広い活動を展開。また2011年全国規模の「日本フルートコンヴェンション」の滋賀への誘致と成功の裏には、メンバー相互の結束力とユニークな企画力・演出力が余すところなく発揮され、国内外からも注目を集めた。
メンバー
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